シドニーからメルボルンを電車で移動|XPTの予約・料金・乗車体験

Trains&Railways

シドニーからメルボルンへは、飛行機やバスだけでなく、電車で移動することもできます。
今回、シドニーからメルボルンまでNSW TrainLink XPTを利用して移動しました。

この記事では、NSW TrainLink XPTの基本情報や予約方法、所要時間、車内の様子、実際に乗って感じたこと、飛行機との違いについて紹介します。
時間をかけてオーストラリアを移動したい人や、列車旅を楽しみたい人の参考になれば嬉しいです。

シドニーのセントラル駅からメルボルンのサザンクロス駅までは、約10時間48分の列車旅です。

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NSW TrainLink XPT 基本情報

NSW(ニューサウスウェールズ)州の長距離列車XPT。

XPTはExpress Passenger Trainの略になります。

シドニー、メルボルン、ブリスベン、ダボ、グラフトン、カジノ間を運行しています。

全席指定席最高時速は時速125km。

ちなみに、日本の「はやぶさ」や「こまち」は最高時速320kmです。

車両は全体的に年季が入っているように感じました。

運行区間と所要時間

シドニー↔メルボルン 約11時間

シドニー↔ブリスベン 約14~15時間

シドニー↔ダボ 約7時間

シドニー↔グラフトン 約10~12時間

シドニー↔カジノ 約11時間半

シドニーからメルボルンの列車は1日2本で7:40発と20:42発になります。

▷https://transportnsw.info/routes/details/regional-trains-and-coaches-netark/621/76621

予約方法とチケットについて

今回私はこちらの公式ページからチケットは予約しました。

NSW TrainLink bookings | transportnsw.info

予約の流れは以下の通りです。

1.「Book」を選択
2.片道(One way)または往復(Return)を選択
3.出発地と目的地を入力
4.乗車日を選択
5.「Search trip」をタップ
6.乗車人数を入力し、再度「Search trip」をタップ
7.希望する時間とクラスを選択
8.座席を選択
9.必要事項を入力して予約・支払いを完了

予約が完了すると、登録したメールアドレスに予約確認メール、旅程表(Itinerary)、チケットが送られてきます。

また、オンラインで予約したチケットは、予約後の変更やキャンセルもオンラインで手続きできます。

旅行前に予約からチケットの受け取りまでオンラインで完結できるので、海外からでも比較的利用しやすいと感じました。

クラスタイプ

クラスはエコノミークラスとファーストクラスが選べます。

料金はシドニーからメルボルンの場合(2025年3月)。

エコノミーファースト
料金99ドル139.3ドル
リクライニング28度40度
荷物機内持ち込み手荷物1個(10kg)
大型手荷物1個(20kg)
機内持ち込み手荷物1個(10kg)
大型手荷物2個(20kg)

XPTにはエコノミークラスとファーストクラスがあり、ファーストクラスの方が足元のスペースに余裕があるようです。

また、オンラインでチケットを購入すると通常運賃から5%割引になります。列車や時期によっては、さらに割引率の高いキャンペーン運賃が設定されることもあるようです。

少しでも料金を抑えたい場合は、駅で購入するよりも、事前にオンラインで予約しておくのがおすすめです。

※割引率や対象となる列車は変更される可能性があるため、予約時に公式サイトで最新情報を確認してください。

乗車前

電車はシドニーのセントラル駅発、駅の一番端のプラットフォーム1番からの発車でした。

列車はシドニーのセントラル駅(Central Station)から出発します。私が利用したときは、駅の一番端にあるPlatform 1からの発車でした。

ホームに入る際や列車に乗る際には、特にチケットの提示を求められませんでした。発車後、乗務員が順番に座席を回り、車内でチケットの確認が行われます。

チケットは予約時にメールで送られてくるPDFを、念のため印刷して持参しておくと安心です。

預け荷物がある場合は、案内上は出発30分前までに預けることになっています。

セントラル駅では、列車が発着するホームに荷物を預けるカウンターがありました。スタッフに降車駅を確認されるので、予約表を見せればスムーズです。

手続きが終わると、半券のような預かり証を受け取り、荷物預けはすぐに完了しました。

私が利用した際は、列車に乗るときに空港のような手荷物検査などは特にありませんでした。

設備・車内の様子

今回は、夜にシドニーを出発するファーストクラスを利用しました。

車内の雰囲気は、日本の新幹線に少し似ています。車両自体は年季が入っている印象ですが、車内はきれいに保たれていて、快適に過ごせました。

ファーストクラスの座席は、エコノミークラスの飛行機よりもゆったりしているように感じました。フットレストも付いているので、長時間の移動でも足を休めやすかったです。

車内には大きな荷物を置ける荷物置き場もあります。

また、各座席には小さなゴミ袋が用意されていました。消灯前と到着前には、乗務員が大きなゴミ袋を持って車内を回り、ゴミを回収してくれました。

10時間を超える長距離移動ですが、座席まわりの設備はシンプルながら、長時間過ごすために必要なものは一通り揃っている印象でした。

トイレも日本の新幹線に近い雰囲気で、きれいに保たれている印象でした。

洗面台の水圧はやや弱めでしたが、お湯も出るため、顔を洗うこともできました。 夜行で長時間乗車する場合にはありがたい設備です。

車内にはビュッフェ車両があり、軽食や食事、飲み物などを購入できます。支払いには現金・カードのどちらも利用可能です。

また、食べ物や飲み物を車内に持ち込むこともできます。私は乗車前にスーパーで水と食べ物を購入して持ち込みました。

長時間の列車旅になるので、飲み物やちょっとした軽食は乗車前に用意しておくと安心だと思います。

消灯は22時30分前後だったと思います。周りを見ると、アイマスクやブランケットを持参している人も多く、夜行列車で寝る準備をしている人が多い印象でした。

車内には家族連れや年配の方も多く、私が乗車した際は特に危険を感じることもなく、落ち着いた雰囲気でした。

私はノイズキャンセリングイヤホンを使用していたこともあり、周囲の音や列車の走行音はそれほど気にならず、思っていたよりもしっかり眠ることができました。

朝はメルボルン到着の30〜40分ほど前に、元気なアナウンスとともに車内の照明が点灯。一気に朝が来たような感じでした。

車内には空席もちらほらあり、乗車時は隣の席も空いていました。ただ、到着の2時間ほど前に途中駅から乗客が乗ってきて、隣の席も埋まりました。

XPTはシドニーからメルボルンまでの間に複数の駅に停車するため、夜間や早朝にも途中駅で乗客の乗り降りがあります。

車窓から見えた景色

今回は夜に出発する列車だったため、日が昇るまでは途中駅を除いて外はほぼ真っ暗。窓から見えるのは、暗闇と星空くらいでした。

途中の小さな駅は、わずかな明かりだけで照らされている場所もあり、暗闇の中にぽつんとホームが浮かび上がる光景は、少し不気味にも感じました。

その一方で、車内から見上げる星空はとてもきれいでした。

朝になり空が明るくなり始めると、景色は一変します。放牧地のような場所では、牛やカンガルーの姿をたくさん見ることができました。

夜明け前後の車窓は印象的で、黒く見える木々や草原の向こうに、赤やオレンジ、白、水色が重なるグラデーションの空が広がり、刻々と色が変化していきます。その景色があまりにも美しく、しばらく食い入るように窓の外を眺めていました。

どこかライオン・キングの世界を思わせるような朝焼けで、この景色をゆっくり眺められたことは、夜行列車で移動してよかったと思えた瞬間のひとつでした。

日中の電車はまた、色んな景色が楽しめるんじゃないかなと思います。

到着後

列車はほぼ定刻通り、朝7時30分頃にメルボルンのサザンクロス駅(Southern Cross Station)に到着しました。

預けた荷物は、列車を降りたあとのホーム上で受け取ります。スタッフが荷物をホームに並べてくれるので、自分の荷物が出てくるのを待って受け取るという流れでした。

私の場合、荷物が出てくるまで5分ほど待ちましたが、列車を降りてから10分もかからず受け取ることができました。

手続きも特になく、荷物を受け取ったらそのまま駅を出ることができます。

飛行機との違い

シドニーからメルボルンまでは、飛行機なら約1時間30分。一方、XPTを利用すると約11時間かかるため、単純な移動時間だけを比較すると飛行機の方が圧倒的に短いです。

ただし、列車には市内から空港、空港から市内への移動が必要ないというメリットがあります。セキュリティチェックや飛行機のようなチェックインもなく、乗車までの流れもシンプルでした。

チケットには出発15分前までに到着するよう案内がありますが、預け荷物がなければ、駅に到着してから乗車するまでにそれほど時間はかかりません。

また、夜行列車を利用すれば、寝ている間にシドニーからメルボルンへ移動でき、ホテル代を1泊分節約できるのもメリットです。

実は私が今回XPTを選んだ理由のひとつも、移動しながら寝れば、宿泊費も浮くと思ったからでした。

約11時間と聞くとかなり長く感じますが、夜の時間を移動に使えるため、実際に乗ってみると想像していたほど長くは感じませんでした。朝にはメルボルン中心部のサザンクロス駅に到着するので、到着後すぐに街を歩き始められるのも便利でした。

NSW TrainLink XPTが向いている人

・時間に余裕があり、移動を旅の一部として楽しみたい人

・空港移動や保安検査を避けたい人

・車窓を楽しみたい人

・宿代の節約をしたい人(夜発)

・荷物制限をあまり気にせず移動したい人

・飛行機以外の移動手段を検討している人

まとめ

飛行機より時間はかかりますが、空港への移動がなく、夜の時間を有効に使えるXPTは、旅のスタイルによっては便利な選択肢だと思います。

時間に余裕がある人や、オーストラリアの列車旅を体験してみたい人は、シドニーからメルボルンへの移動手段のひとつとして検討してみてはいかがでしょうか。

時間をかけて移動するからこそ見られる景色もあり、飛行機とはまた違った旅を楽しむことができました。

シドニーやメルボルンのヨガスタジオについて知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

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